こんにちは、mochaです!
1ヶ月の更新になります。引くほど間が空きましたが大して忙しいわけではありません。笑
今回は、
パンに命を吹き込む菌である酵母を作り、その酵母から実際に食パンを焼くまでの記録です!結論から言うと、少々壮絶でした・・・パン屋さんよ、改めて尊敬します。
そもそも酵母とは?
酵母とは、ズバリ微生物です。
その微生物がパン生地を食べ、炭酸ガスとアルコールを発生させてパンがふっくら膨らむという事のようです。つまり小麦粉を目覚めさせる、まさに命を吹き込む作業なのでは、と私は勝手に考えています。笑
ちなみによく耳にする『イースト菌』。これもパン生地に対して酵母同様の働きをするので基本的には同じです。
この酵母やイースト菌は、自然界のあらゆるところに住んでいます。
果物、野菜、麦や米、ビールやワインなどなど。基本的に何からでも酵母を作ることは可能なのです!ということで、今回は菌の力が強いと噂のイチゴから酵母を作ってみました!
イチゴ酵母の作り方
なお、作り方は栁川香織さんのブログから引用させていただいてます。
材料
- イチゴ 100g
- 水 200cc
- 砂糖 小さじ1
これらを煮沸した瓶にドボン!
色彩がキレイだぁー。
はい。これで瓶に蓋をして放置。1日朝晩の2回、揺すって瓶の蓋を開け空気を入れてあげて下さいとのことです!
2日目
あ、かわいい。
5日目
んっ?なんかさ・・・
海の漂着物みたいよね?
でも順調にシュワシュワしてきてます・・・!
ここでシュワシュワが落ち着いてきたら、冷蔵庫で一晩寝かせます。
イチゴ酵母から元種作り
元種作りは酵母と小麦粉(ブドウ糖)を引き合わせて微生物を増殖させる過程になります!(んっ?増殖する必要ある?どう考えてももう十分菌の力強そうに見えますが・・・まあやってみます。)
材料
- イチゴ酵母液 150g
- 全粒粉(強力粉でもOK)150g
まずはイチゴ酵母液(イチゴ果実を取り除いた液)50gを瓶に入れ、全粒粉(強力粉でも可)を50g入れたらざっくり混ぜるそう。
輪ゴムで印をつけたラインを目印に、2倍ほど膨らむまで放置します。
ここからがきつかった・・・
だって全く膨らまないんだもん!
微動だにしません、この微生物たち。反抗期です。思春期の微生物を相手にしてしまったようです。
翌日
結局1日経っても動かなかったので、イチゴ酵母液50gと全粒粉(強力粉でも可)50g追加してみました!
はい、素直になったご様子で。1時間もしたら膨らみ始めました。
2倍になったので再びイチゴ酵母液50gと全粒粉(強力粉でも可)50g追加。
これにて元種は完成です!
元種を使っていざ食パン作り
材料(食パン2斤)
- イチゴ酵母元種 全て
- 強力粉 400g
- はちみつ 30
- 塩 6g
- バター 30g
- 牛乳 350cc
全ての材料を混ぜて捏ね、食パンケースに3等分して入れます。
いつもと質感が全く違います・・・モッチモチしてます!
この状態で食パンケースの蓋をして3時間ほど発酵させます。
ぱんぱんです。
ここまできたらホッと一安心。反抗していた酵母菌たちがちゃんとお仕事してくれました。
190℃で40分焼き上げて完成!
ほんのりイチゴの香りがふわぁ〜。
予想外にハードな仕上がりになったので、おかず系サンドイッチにして美味しく召し上がりました。
まとめ
やってみて率直な感想ですが、大変でした・・・笑
作業は単純なのですが、微生物に振り回されてる感が否めない、そんな工程続きにやきもきしてしまいましたー!
ただこうして果物から微生物を発生させてパンを作るというなんとも貴重な体験で、途中からまるでペットを育てているような感覚になり、終始ほっこりさせていただきました。
是非みなさんも小麦粉に命を吹き込む作業、試してみて下さいね!(時間は1週間ほど要しますのでお時間あるときにでもどうぞ・・・)
最後までお読みいただき誠にありがとうございます!
【今回使用した材料・用具】